「体の盾を強化する～免疫力アップの秘訣」

脂肪の多い食事や睡眠不足、運動不足、喫煙やアルコールの摂り過ぎ、加齢、ストレスや身体の冷えなどで腸が弱ってしまうと、悪玉菌が増えて免疫機能が低下してしまいます。

腸には身体の免疫細胞の60～70%が腸管に集中しています。腸内環境が整うと免疫機能の維持につながります。

身体を温めることで身体の血流が良くなり、リンパ球が増えて活性化し、免疫機能が高まります。また、身体が温まると血管が拡張して副交感神経が優位になり、リラックスしやすくなります。 

身体を温めるために、筋肉を動かす、お風呂に入る、温める食材を摂るように心がけましょう。

体温が1度上がると最大50％ほど免疫力アップし、体温が1℃下がると、免疫力は約30％低下するといわれています。

精神的ストレスも、免疫力を落とす大きな要因のひとつです。

ストレスによって自律神経のバランスが崩れると、免疫機能が正常に機能しなくなり、ウイルス侵入やがん細胞の増殖に対応できなくなります。

免疫力を上げる栄養素は、ビタミン（B、C、A、E）、ミネラル、タンパク質など…免疫細胞や善玉菌を活発化します。

• ビタミンB：卵、納豆、乳製品、レバーなど
• ビタミンC：柑橘類、ピーマン、キウイ、ブロッコリー、レモン、野菜、果物、芋類など
• ビタミンA：卵、チーズ、にんじん、豚・鶏レバー、ホウレンソウ、うなぎ、緑黄色野菜など
• ビタミンE：魚介類、ナッツ類、かぼちゃ、アボカド、アーモンド、胚芽（はいが）油、せん茶など
• ミネラル：するめ、鰹節、牡蠣、ココアなど
• タンパク質：卵、乳製品、肉類、魚介類、大豆など
• 発酵食品：納豆、キムチ、みそ、漬物、ヨーグルトなど

笑うと、呼吸が深くなるため血流が良くなり、自律神経のバランスが整います。また、副交感神経がはたらき体がリラックスして、ストレス解消にも効果があります。

笑うと体内のIgA濃度が上昇し、免疫を高め、体内に侵入してきた異物をやっつけます。さらに、NK（ナチュラルキラー）細胞が活性化して異物を攻撃してくれ、免疫力が高まります。

60分程度の中強度な運動をすることで、免疫力が高まると言われています。

反対に、激しい運動を行うと、免疫力が低下して感染リスクが高まるといわれています。

休養・睡眠をとりましょう。睡眠は細胞を回復する大切な時間なので、十分な休養と睡眠は免疫力を高めてくれます。