「健康と美容に驚きの効果 - 米麹の力を知ろう」🍚

日本醸造学会により、「われわれの先達が長い間大切に育み、使ってきた貴重な財産」として『麴菌』をわが国の『国菌』に認定されました。

米麹とは・・・

米麹とは、原料となる米に麹菌を植え付けて、繁殖させた発酵食品です。

「酵素の宝庫」と言われる麹には、アミラーゼやリパーゼ、プロテアーゼなどの消化酵素をはじめ、30種類以上もの酵素が含まれています。

麹菌がお米を発酵させる段階で生成されるコウジ酸には、シミやそばかすの原因となるメラニンの生成を抑えてくれる効果があります。このため美白効果が期待されます。
また、抗糖化や抗酸化の作用も持ち、体内の老化を防ぐ働きもあります。

麹の種類

米麹

米麹は、麹菌を米に根付けて発酵させたもので、甘酒や味噌、日本酒、みりん、酢などの原料となる麹です。

米麹から作られる味噌を米味噌と呼びます。調味料として注目される塩麹も、その多くが米麹から作られています。

麦麹

麦麹は麦を原料とした麹で、味噌や焼酎を作るときに使われます。

米麹よりも香りが豊かで、比較的あっさりとした風甘味の少ない風味が特徴です。米麹とは違った風味が楽しめるため、麦麹を塩麹の原料として使うこともあります。

豆麹

豆麹は、大豆と塩で作られ、大豆のうま味が強い麹です。

八丁味噌などの豆味噌だけでなく、米味噌や麦味噌にも豆麹が入っています。コチュジャンの原料としても使われます。

豆味噌は煮込んでも香りの変化が少なく、肉や魚介類の旨みを相乗的に高める効果があります。豆麹の元になる豆は、畑の肉と言われるほど栄養がたっぷりの大豆なので、タンパク質やビタミンなどの栄養素も豊富です。栄養不足が気になる方は豆味噌を取り入れるのがおすすめです。

米麹の種類

生米麹

生米麹とは、作ってそのままの状態の米麹です。水分を含んだままなので、長期保存ができず、劣化しやすいデメリットがあります。

乾燥米麹より麹菌が活発で、麹の力価が高いため、麹菌のお米のでんぷんを分解する力が強く、麹の香りが強いのが特徴です。水で戻す必要はなく、そのまま使えるので手間がかかりません。

・冷蔵保存が必須です。 期限が2週間くらいと短く、冷凍庫だと1か月が目安です。

乾燥米麹

乾燥米麹とは、米麹を乾燥させてほぐした状態の製品です。

生米麹よりも麹の香りが弱いので、麹の独特のにおいが苦手な人は乾燥米麹を使うとよいでしょう。乾燥米麹を使うときは、水で戻す必要があります。

・開封しなければ、常温保存でOKなので、期限は半年ほど大丈夫です。

米麹の栄養素

米麹はミネラルやビタミンを多く含み、特にビタミンB群を豊富に含んでいます。ビタミンは、水に溶けて体外に排出されやすい水溶性ビタミンと、体内にとどまりやすい脂溶性ビタミンの2つに分類されます。

米麹に多く含まれるビタミンB群は水溶性ビタミンのため、摂りすぎても身体への影響が小さいのが特徴です。ビタミンB群は、主に補酵素と呼ばれる体内活性物質として働き、身体を維持する役割をしています。

  • モリブテン   ➡貧血を予防する効果
  • ビオチン    ➡体内で糖・アミノ酸・脂質などをエネルギーをつくる効果
  • ビタミンB群   ➡エネルギー代謝を高め、疲労回復効果
  • 葉酸      ➡ビタミンB12とともに赤血球を作るので「造血のビタミン」と言われている
  • パントテン酸  ➡「炭水化物」「脂質」「タンパク質」すべての代謝を促進させる効果
  • ナイアシン   ➡皮膚や粘膜の健康維持を補助できます

米麹の健康効果

  1. 消化吸収の促進米こうじに含まれる豊富な酵素が食物の栄養の消化吸収を促進。栄養素を効率よく摂取することができます。
  2. 腸内環境の改善米こうじに含まれる食物繊維やオリゴ糖が腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整えてくれます。免疫アップ効果も。
  3. 疲労回復効果麹菌の働きででんぷんから分解生成されたブドウ糖や、豊富に含まれるビタミン群が疲労回復を促します。
  4. 美肌効果米こうじに含まれるビタミンB1、葉酸などのビタミンB群が血行や代謝を促進。美肌効果が期待できます。

まとめ

米麹の栄養や健康効果は、ほんと素晴らしいですよね✨胃腸の働きをサポートしたり、疲労回復効果や美容効果などからだに良い効果がたくさんあります。米麴で作られた甘酒もとてもからだにいいものです✨

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